中国の若手人気作家、「反日デモはマスゲーム」

中国の若手人気作家である韓寒氏は自分のブログの中で、「内政の問題でデモのできない民族が外国に抗議するデモをしても意味はない。単なるマスゲームだ」と訴えました。

韓寒氏は若者のカリスマ的存在で、彼のブログの閲覧回数は4億回を超えています。米タイム誌で今年、「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。

政府の土地開発で立ち退きを迫られて抗議の自殺をした庶民や、当局に拘束された作家の名前を挙げ、「もし唐福珍や謝朝平のためのデモをすることができるなら、釣魚島や(妨害された北京)五輪聖火リレーのために自分もデモに参加しよう」とした。

先日のノーベル平和賞の一件もそうですが、憲法で保障されているはずの言論の自由が中国共産党によって歪められており、現状で訴えることのできる不満は国外に向けたものだけです。

反日デモも中国が本気で鎮圧しようとすれば数分もかからないと思いますが、そうしないのは国民の不満を反日デモによって発散させ、中国国内に向けさせたくないからというのもあるでしょうね。

文章はその日のうちに削除されたが、ネット上で広がり議論を呼んだ。「失望した」「かっこつけの政府批判」との批判と同じくらい、「よくぞ言った」「自分の気持ちをこれほど明快に表現した文章はない」といった支持が集まったという。

この反応からも分かるように、中国人の中にも中国政府に対する不満を抱えている者が多いことを証明しています。僕的には、韓寒氏よくぞ書いてくれたと拍手を贈りたいです。

インターネットの発達や改革開放により、世界の情報を取り込み、自国の問題点に気付き始めている中国人。最高指導者の世代交代も事実上確定した今、中国は大きく動き始めています。

参考記事: 「反日デモはマスゲーム」中国有名作家が「愛国」に一石

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